「低貸しだから大丈夫」と思いがちな5円スロット。しかし、実際には少額でも依存のリスクは存在します。最近はスマスロの普及によって負け額が大きくなりやすい環境が広がっていることもあり、不安を感じている方も多いでしょう。この記事では、少額遊技と依存症の関係、自己申告プログラムを活用する意味、そして生活に支障を出さないための考え方を詳しく解説します。
少額でも依存症になり得るのか?
依存症は「金額の多寡」よりも行動のコントロールができるかどうかが重要なポイントです。つまり、生活費に手を出していなくても、「やめたくてもやめられない」「頻度を減らせない」と感じる時点で依存傾向があるといえます。
実際、医療現場でも5円スロットや1パチといった低貸しユーザーからの相談は珍しくありません。少額だから安全、という考えは誤解なのです。
自己申告プログラムとは?
自己申告プログラムとは、パチンコ店やスロット店に対して自ら入店制限や遊技金額の上限設定を依頼できる仕組みです。ホールコンピュータで管理されるため、申告した内容に基づき遊技を制限できます。詳細は業界団体や店舗の公式サイトでも紹介されています([参照])。
「低貸しだから利用するのは大げさでは?」と感じる方もいますが、依存傾向を自覚している時点で決してやりすぎではありません。むしろ早期に行動することが予防につながります。
スマスロ時代のリスクと注意点
スマスロは従来の機種に比べて出玉の波が大きく、投資スピードも早いため、一度の負け額が膨らみやすい特徴があります。低貸しに慣れていた人が20スロやスマスロに移行すると、金銭的リスクは一気に拡大する可能性があります。
実例:5円スロットで1万円負けても「まだ安い」と感じてしまうと、20スロ換算では4万円の損失に相当します。この金銭感覚の麻痺が、依存症を進行させる大きな要因の一つです。
依存を自覚したときに取るべき行動
① 利用制限を申し込む:自己申告プログラムや家族申告制度を活用。
② 遊技頻度を可視化する:手帳やアプリで遊技日数・投資額を記録し、現実を把握。
③ 専門機関に相談する:地域の依存症相談窓口や医療機関は匿名相談も可能です。
実例:ある利用者は「週3回以上行くと危険」と自己申告し、店舗と協力して入店制限を設定。結果として遊技頻度が減り、生活リズムを取り戻すことができたそうです。
まとめ
ギャンブル依存症は「少額だから大丈夫」とは言えず、むしろ辞められない感覚こそがリスクのサインです。自己申告プログラムを5スロで利用するのは決してやりすぎではなく、早めの行動が将来の自分を守る一歩になります。スマスロ時代に不安を抱えているなら、今のうちに「頻度を減らす仕組み作り」をしておくことが、安心して趣味を続けるための最善策といえるでしょう。
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