ボートレーサー家庭における就労証明書の書き方ガイド｜事業者名・勤務時間・記入上の注意点

保育園や行政への提出で必要になる「就労証明書」。ボートレーサーとして活動する旦那様と、その専従者である奥様が記入する場合、一般的な会社員とは異なる部分が多いため迷いやすいポイントがあります。ここでは、ボートレーサー家庭での就労証明書の書き方について分かりやすく解説します。

事業者名・代表者名・所在地について

ボートレーサーは個人事業主にあたるため、就労証明書に記入する「事業者名」は基本的に本人（レーサー）の氏名になります。また、代表者名も本人の氏名を記載し、所在地は住民票に記載されている住所を記入します。専従者である奥様の証明書についても同様で、事業主は旦那様、代表者名も旦那様の氏名となります。

例：
事業者名：山田太郎
代表者名：山田太郎
所在地：静岡県〇〇市〇〇町〇〇番地

ボートレーサーは一般的な9時-17時勤務ではなく、開催日程に合わせた不規則な勤務となります。そのため「変則就労」にチェックを入れ、就労日数・時間を目安として記入するのが基本です。

月間合計時間については「平均して月○日稼働、合計○時間程度」と記入できます。時間帯については「レース開催日や前泊により変動」と補足しておくとわかりやすいでしょう。休憩時間は固定的に定められていないため、空欄または「適宜」として問題ありません。

産休や育休を取得していない場合は、該当欄を空欄にして提出して差し支えありません。ただし、心配な場合は「該当なし」と記載しておくと誤解が生じにくくなります。

保護者記入欄の「児童名」は、今回申し込む子どものみを記入すれば十分です。下のお子さんが申込対象でない場合、記入は不要です。対象児童を限定して書くことで、審査や確認の際に混乱を避けられます。

旦那様（レーサー本人）
事業者名：本人氏名
代表者名：本人氏名
勤務形態：変則就労（月15日程度、平均1日7時間程度）

奥様（専従者）
事業者名：旦那様の氏名
代表者名：旦那様の氏名
勤務形態：変則就労（月20日程度、平均1日5時間程度）

ボートレーサーやその専従者が就労証明書を記入する際には、「個人事業主」である点や「変則就労」である点を明確に書くことが重要です。児童名の記入や産休・育休欄なども必要に応じて整理し、正しく提出することでスムーズに手続きが進みます。迷ったときは提出先の役所や保育園に確認するのが最も確実です。