ギャンブルにハマっている人々に「収支はどうか?」と尋ねると、ほぼ全員が「トータルでは勝っている」と答えることが多いです。しかし、これは本当に真実なのでしょうか?また、もし嘘をついているとしたら、その背後にはどんな心理が隠れているのでしょうか?この記事では、ギャンブル収支に関する心理と、嘘をつく理由について解説します。
ギャンブルの収支と「勝っている」という言葉
パチンコや競馬などのギャンブルでは、理論的に言えば、長期的にはトータルで負けることが多いことが分かっています。ギャンブルの運営側は、常にハウスエッジ(賭けに対する利益率)を設定しており、これはプレイヤーが長期間プレイすることで確実に不利になるように設計されています。
それにも関わらず、多くのギャンブル愛好者が「トータルでは勝っている」と主張します。この発言は、現実的に見て一部の人にとっては心理的な防衛反応であることが多いです。
なぜ「勝っている」と言うのか?その心理的背景
ギャンブルをする人々が「勝っている」と言う理由は、自己肯定感を保つための防衛機制の一つと考えられます。人は自分の行動を正当化したいという心理が働きます。そのため、ギャンブルで負けている状況でも、自分の行動を肯定し、失敗を認めたくないという心理が働きます。
また、ギャンブルには勝つことによる大きな喜びや興奮がありますが、その逆に負けたときには、感情的な痛みや自己評価の低下を避けるために「トータルで勝っている」と言うことがあります。こうした自己肯定的な言い訳が、嘘をつく理由の一つです。
「勝っている」と言っている人が実際にはどうなのか?
実際、ギャンブルの収支は長期的に見ると、大半のプレイヤーは負けていることが多いです。しかし、短期的な勝ちを「勝っている」と誇張して話すことはよくあります。実際にギャンブルを続ける中で、勝った瞬間があれば、そのことだけに焦点を当てて、「自分は勝った」と思い込むこともあります。
例えば、ギャンブルを数回行った後に得た利益を「全体の勝ち」として捉えることで、負け分を無視してしまう傾向があります。これにより、実際にはトータルで負けているにも関わらず、勝っているという印象を持ち続けているのです。
まとめ
ギャンブルで「トータルでは勝っている」と言う人々の心理には、自己肯定感を守るための防衛機制が関与していることが多いです。実際には、長期的に見るとほとんどのギャンブラーが負けていることが現実ですが、その心理的な理由から、勝ちを強調し、負けを隠す傾向があります。この心理を理解することで、ギャンブルの収支や結果に対する冷静な見方ができるようになります。
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