競輪では、選手たちは「ライン」と呼ばれるグループで走ることが一般的です。ライン戦術は競輪の重要な要素の一つであり、ラインの人数が多いと有利になることがあります。しかし、なぜ人数が多いと有利になるのか、また実際に人数の少ないラインが優勝することもあるのかについて解説します。
競輪のライン戦術とは?
競輪では、選手たちは個々に走るのではなく、他の選手と協力してレースを進めることが多いです。これを「ライン」と呼び、ライン内の選手は、ペースメーカーとなる選手が後ろの選手に風を受けさせることで、より速い速度で走ることができます。
ライン戦術では、基本的に前の選手が風を遮り、後ろの選手がその分のエネルギーを節約して速く走ることができるため、人数が多い方が有利とされています。特に、グランプリのような重要なレースでは、このライン戦術が勝敗を左右することが多いです。
ラインの人数が多いと有利な理由
ラインの人数が多いと有利な理由は、主に「風を受けることができる選手が増える」ためです。競輪のレースでは、風の抵抗が大きな障害となります。人数が多いラインでは、前に立つ選手が風を受け、その後ろの選手はエネルギーを節約して速く走ることができます。
また、ラインの人数が多いことで、レース中に他のラインを牽制しやすくなり、他の選手が孤立するリスクを減らすこともできます。そのため、人数が多いラインが有利な状況を作りやすくなるのです。
一匹狼の選手が優勝することがある理由
しかし、人数が多いラインが常に有利というわけではありません。実際、近年の競輪では「一匹狼」と呼ばれる選手が優勝することもあります。これは、他のラインと協力せずに自分のペースで走り、最後のスプリントで勝負をかけるスタイルです。
一匹狼が優勝する理由としては、その選手が持つ強い個人能力や、他の選手との駆け引きがうまいことが挙げられます。特に、レースの終盤でライバル選手が疲れを感じ始めた時に、スプリント力で一気に抜け出すことができれば、少人数でも勝利を収めることが可能です。
グランプリの近畿ラインと神奈川の戦い
例えば、グランプリで近畿ラインが4人で出場し、最終的に優勝したのが神奈川の一匹狼だった場合、その理由はライン戦術だけでなく、神奈川選手の個人の強さと駆け引きにあります。ライン戦術はあくまで協力の形に過ぎず、最後の勝負では選手個々のスピードや判断力が重要になります。
近畿ラインが人数で有利な状況にあったとしても、神奈川の選手はその有利な状況を逆手に取って、最後に一気に仕掛けることができたわけです。このように、競輪では人数が多いことが必ずしも有利でないこともあるため、選手の実力や戦術次第で結果が大きく変わるのです。
まとめ
競輪では、ラインの人数が多いと風を受けることができ、有利に進めることが多いですが、最終的には選手の実力や駆け引きが勝敗を決定づけます。ライン戦術は重要ですが、個々のスピードや判断力が勝利に大きな影響を与えるため、ラインの人数が多いからと言って必ずしも勝利するわけではありません。


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