競艇の舟券にはさまざまな種類がありますが、その中でも「3連複(さんれんぷく)」は意外と注目されにくい買い方です。しかし、実は3連複には初心者にもメリットがあり、上級者も戦略的に利用しています。この記事では、3連複の特徴や買い方のコツ、具体的な活用例をわかりやすく解説していきます。
3連複とは?基本的な仕組み
3連複とは、1着~3着までに入る3艇を着順に関係なく的中させる舟券のことです。例えば「1-3-5」と購入した場合、実際の着順が「5-1-3」でも「3-5-1」でも的中となります。
同じ3艇を当てる舟券でも「3連単」とは異なり、着順を気にせずよいため的中の難易度が下がるのが特徴です。その分、配当は3連単に比べて低めになる傾向があります。
3連複を買うメリット
まず大きなメリットは当たりやすさです。3連単に比べると的中確率が高いため、初心者でも「当たる楽しみ」を実感しやすい点が魅力です。
また、3連複はオッズのバランスが良いレースも多く、堅い決着の際には3連単よりも効率の良い回収につながるケースもあります。
例えば、人気の高い「1-2-3」の組み合わせが堅く決まりやすいレースでは、3連単より3連複のほうがリスクを抑えながら舟券を楽しめます。
3連複を買うデメリット
一方で、3連複のデメリットは高配当が出にくいことです。万舟券を狙う場合は3連単の方が圧倒的に有利です。
また、3連複は資金効率を考えないとトリガミ(的中しても払戻額が購入額を下回る)になることも少なくありません。そのため、購入点数の絞り込みが重要です。
初心者は「当たりやすいから」と広く買いすぎると損をすることがあるので注意しましょう。
3連複の買い方のコツ
3連複を買う際のコツは、まず堅いレースか波乱のレースかを見極めることです。堅いレースでは点数を絞って購入し、波乱が予想されるレースでは少し広めに流す戦略が有効です。
例えば、出走表を見てA1級選手がインコースに揃っている場合は堅い決着になりやすく、3連複「1-2-3」や「1-2-4」などを絞って狙うのが有効です。
逆にB級選手やフライング持ちの選手が揃うレースは荒れる可能性が高いため、「軸を1艇決めて複数流す」といった買い方もおすすめです。
具体的な活用例
例えば「1号艇がイン逃げ濃厚」と予想されるレースでは、1号艇を軸にして「1-2-3」「1-2-4」「1-3-4」などを3連複で押さえると比較的安定した的中が狙えます。
また、人気薄の選手が健闘して2着や3着に入りそうな場合、3連単では外れる可能性が高くても、3連複ならカバーできるケースもあります。
このように「保険」として3連複を組み合わせるのも有効な戦略です。
まとめ
競艇の3連複は「当たりやすさ」と「安定感」が魅力の舟券です。初心者には競艇の流れを掴むための練習としておすすめであり、上級者にとってはリスクヘッジや保険として活用できます。
大きな配当を狙うなら3連単ですが、確実に的中を楽しみたい場合や資金管理を重視する場合には、3連複をうまく活用すると良いでしょう。
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