競馬の予想をしていると、新聞や競馬情報で「1週前追い切り」「最終追い切り」といった言葉を目にします。その際に気になるのが、本番のレースで背負う斤量と同じ重さで調教しているのかという点です。
この記事では、競走馬の追い切り時の斤量、調教で背負う負荷、本番のレースとの違いについて詳しく解説します。調教時計の見方や馬の仕上がりを判断する際の参考にしてください。
競馬の追い切りではレース当日の斤量を背負うのか
結論から言うと、競走馬の追い切りでは基本的にレース当日の斤量と同じ重さを背負って走るわけではありません。
競馬の調教では、騎乗する調教助手や騎手が乗りますが、その際の負担重量はレースの斤量とは異なります。多くの場合、調教では騎乗者の体重や調教用の装備による重量で走ることになります。
そのため、例えば本番で58kgを背負う馬でも、調教時にはそれより軽い重量で追い切るケースがあります。
調教で斤量を合わせない理由
調教の目的は、競走馬の能力を引き出し、レースに向けて状態を整えることです。そのため、本番とまったく同じ条件を再現することよりも、馬に適切な負荷を与えることが重要になります。
もし毎回レースと同じ重い斤量を背負わせて速い時計を出そうとすると、馬の疲労が大きくなり、レース本番で最高の状態に仕上げることが難しくなる可能性があります。
例えば、マラソン選手が本番直前まで重い荷物を背負って全力練習をしないのと同じで、調教では目的に合わせた負荷調整が行われます。
1週前追い切りと最終追い切りの役割の違い
レース前の追い切りは、時期によって目的が異なります。
| 追い切り時期 | 主な目的 |
|---|---|
| 1週前追い切り | 心肺機能や状態を確認し、レースに向けて負荷をかける |
| 最終追い切り | 動きや反応を確認し、良い状態で本番を迎える調整 |
1週前追い切りでは比較的しっかり負荷をかけることが多く、最終追い切りでは疲れを残さないよう調整するケースが多くあります。
競馬新聞などで「馬なり」「強め」「一杯」といった表現が使われるのも、この調整内容を示しています。
調教で重い負荷をかける方法もある
すべての調教が軽い重量で行われるわけではありません。馬の状態や目的によっては、意図的に負荷を高めることもあります。
例えば、調教用の重りを使用したり、調教助手が通常より重い場合には自然と負荷が増えたりすることがあります。
また、坂路調教やウッドチップコースなど、コース設定によっても馬にかかる負荷は変化します。単純に背負っている重量だけで調教の厳しさを判断することはできません。
競馬予想で追い切りを見るときのポイント
追い切り時計を見る場合は、単純に速いタイムが出ているかだけを見るのではなく、その馬にとって適切な動きだったかを見ることが大切です。
例えば、軽い斤量で速い時計を出していても、動きが硬かったり余裕がなかったりする場合があります。反対に、時計が目立たなくても馬なりで軽快な動きをしている場合は好調と判断されることもあります。
調教評価では、時計、動き、フォーム、騎乗者の指示への反応などを総合的に見ることが重要です。
まとめ
競馬の1週前追い切りや3日前、最終追い切りでは、基本的にレース当日の斤量と同じ重量を背負って走るわけではありません。
調教は本番で最高のパフォーマンスを発揮するための準備であり、馬の状態や疲労を考慮しながら適切な負荷が設定されています。
追い切りを見る際は、斤量だけではなく時計、動き、調教師の意図などを合わせて判断すると、より深く競馬を楽しむことができます。


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